奈良県奈良市にあるカウンセリングルーム、ライフデザイン・カウンセリングルーム

来談者中心療法

人は、自ら良くなる力をもっているという人間観に基づく療法です。独自の存在として尊重する態度で、悩んでいる人の自己概念と現実の不一致状態を傾聴等のカウンセリング技法を用いて自己受容できるように支援していきます。

キャリアカウンセリング

「自分にはどんな仕事や進路が向いているのか」「今の仕事が合っていないような気がする」など、仕事の適性のご相談に応じます。職業適性検査、職業興味検査、性格特性検査などを実施できます。

ＥＭＤＲ

EMDRとは、Eye Movement Desensitization and Reprocessing（眼球運動による脱感作と再処理）の略です。左右の眼球運動を行いながらトラウマの治療を行います。このEMDRはPTSD, トラウマの治療方法として大変有効性の高い治療方法です。その効果は、強い感情（不安や悲しみ、恐怖や抑うつ、怒りなど）のコントロール、否定的な考え方の解消、スポーツやビジネスでの能力発揮などに適用されています。

自我状態療法

自我状態療法（Ego State Therapy）は、ワトキンス夫妻によって開発された心理療法です。自我状態療法では、我々のパーソナリティは、それぞれ違う独自の役割を果たす複数の自我状態というものに分かれているという考え方を基本にします。この自我状態間に葛藤が起こった結果、身体症状や現実の生活で問題が起きると考え、自我状態どうしのコミュニケーションと相互理解を促進しその葛藤の解消を目指します。

認知行動療法

認知行動療法は、認知・行動の両面からの働きかけによりセルフコントロール力を高め、社会生活上のさまざまな問題の改善や課題の解決をはかる心理療法です。ものの受け取り方や考え方に働きかけて不快な感情の改善をはかり、考え方のバランスを改善してストレスに上手に対応できるこころの状態をつくっていきます。悲観的にも楽観的にもなりすぎず、柔軟な考え方をして、問題に対処していけるようにします。

ブリーフセラピー(解決志向アプローチ）

「問題やその原因、改善すべき点」を追求するのではなく、解決に役に立つ「リソース＝資源（能力、強さ、可能性等）」に焦点を当て、それを有効に活用していきます。「何がいけないのだろう？」と考える代わりに「自分が望む未来を手に入れるために、何が必要なのだろう？　何が出来るのだろう？　どうやったらできるのだろう？」と考え、一緒に解決を創り上げていきます。

交流分析（精神分析的心理療法）

交流分析は、人の心と行動を快適にする心理療法です。自分自身の思考や感情、行動パターン等の要因を認識し、他人との関わり方について自己分析することで、人間関係や生き方をうまくコントロールしていけるようになることを目指します。

森田療法

日本で生まれた精神療法です。悩みの原因探しではなく、考えや行動をより建設的な方向に向けて解決を目指していく療法です。悩みや不安をより良く生きたい欲求としてとらえ直して、その人がもっている健康的な力を引き出し、その人らしく生きていけるように支援します。不安神経症（パニック障害等）、強迫症状、社交不安障害（対人恐怖）、引きこもり、軽度うつなどに適応します。

ソマティック・エクスペリエンシング療法

ソマティック・エクスペリエンシング療法（SE™・Somatic Experiencing®）はピーター・リヴァイン博士が開発した、身体と自律神経系に焦点を当てた安全で自然なトラウマ療法です。ソマティック・エクスペリエンシング療法は身体志向のアプローチなので、出来事やその体験について言葉で語ることは重視されません。トラウマによって抱えた過剰なエネルギーを、無理のないゆっくりとしたペースで少しずつ解放していきます。

TF-CBT（トラウマ焦点化認知行動療法）

TF-CBT（トラウマ焦点化認知行動療法）とは、子どもを対象としたプログラムです。トラウマとなる出来事を体験し、PTSDなどの症状によって生活面で何らかの問題をかかえる子どもが養育者とともに取り組みます。心や身体の安定化のスキルの習得、トラウマ体験の語りと考え方の見直し、今後の安全プランの作成などの要素を持った複合的なプログラムです。